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女性の腰痛と股関節の関係。男性には分からないつらい症状。

2017.10.8

腰痛の原因は体重が重くなったから、筋量がないから、、、。
そんなことを一度は考えてみたことはありますか?

実際腰痛の原因は様々です。
普段の姿勢、ハイヒール、ショルダーバックの掛け方、冷房による冷え、便秘、介護など腰痛になるきっかけは実は身近にあるのです。
特に女性の腰痛は婦人科の病気や月経異常などの病気が潜んでいたりすることがあります。

今回、女性の方で起こりやすい股関節の可動域不足から生じる腰痛についてお話します。

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女性に起こる腰痛症状

女性の腰痛といっても色々なタイプの腰痛があります。

筋量から生じる腰痛
女性は男性より元々筋肉量が少ないことが挙げられます。
そのためその少ない筋肉が硬くなってしまうと、腰痛の他に腰椎などの椎間板ヘルニアなどを起こすことがあります。
股関節周りは特に筋肉の種類が多く、1つでも硬くなると連鎖的に硬くなってしまいます。

ホルモンバランスの影響による腰痛
女性はホルモンのバランスが崩れやすく、それが自律神経にも影響を及ぼすことがあります。
ホルモンは周期的に変わってくるので、繰り返す腰痛の原因の1つとして挙げられます。

冷えからくる腰痛
冷え性はもともと男性より女性のほうが圧倒的に多いです。
冷え性により血液の流れが悪くなると、筋肉が疲労しやすく、また冷え固まりやすいため腰痛を引き起こしやすくなります。

女性に起きる反れない腰痛

腰を後ろに反ろうとすると腰に痛みがあるという方がいます。
腰を反ると痛い原因として考えられるのがお腹、太もも前側の筋肉の硬さです。
腰を反るとき大腿四頭筋(太もも前側の筋肉)が伸びることで腰を反れるようになります。
しかし大腿四頭筋がガチガチに硬くなっていると、股関節を固めてしまい骨盤が動かなくなり、どんなにがんばっても腰を反らすことが難しくなります。
それどころか伸びない筋肉を無理やり伸ばそうとすれば、腰に力が入って余計な負担がかかってしまいさらなる腰痛を引き起こすだけです。
これが腰を後ろに反らすときに痛みがでる腰痛の正体です。

つまり楽に腰を反らしたいなら、体前面の筋肉の柔軟性を高めなくてはいけないので、それに合わせたストレッチが必要になってきます。

女性の腰痛と股関節と腸骨筋の関係

腸骨筋とは骨盤の内側から大腿骨(足の骨)の内側に付着していて、主に股関節の屈曲で働く筋肉です。
また姿勢が崩れないように姿勢維持する筋肉でもあります。

実は、この腸骨筋は女性のスタイルに大変影響を与える筋肉です。
この腸骨筋が弱くなると骨盤が後傾し、お尻が垂れ下がる、そしてポッコリお腹の原因となります。

また、この腸骨筋は日本人より外国人(欧米人など)の方が大きく発達してます。
あの外国人特有のプリッと上がった綺麗なヒップを作り出しているのは腸骨筋が関係しているのです。

さらにスポーツの世界だと、陸上競技など外国人の方が比較的成績が良いのは、この腸骨筋が大きく発達していることが考えられます。
もちろん勤勉な日本人は体格差を埋めるべく日々努力して、この筋力差を埋めて良い成績を残そうと努力しています。

ただ一般の人ではこの腸骨筋をうまく使えていない事で姿勢が崩れ、腰痛になるというのが一番の原因です。
ですので、元々筋力が弱い女性は腰痛改善、予防の為にも腸骨筋の状態を上げたいところです。

なぜ女性は腸骨筋を柔らかくした股関節可動域が必要なのか?

もちろん男性だからと不要というわけではありませんが、女性は特に股関節を構成する骨盤で大切な命を守る必要があるからです。

腸骨筋の緊張や疲れによって硬くなると、左右のアンバランス、そして背骨のS字カーブが崩れてしまいます。
背骨には大切な神経が通っていますので、S字カーブの乱れはそのまま自律神経の乱れに繋がります。
つまり腸骨筋は姿勢維持や神経の働き、内臓の機能にまで深く関わっている重要な筋肉と言えるのです。

そんな腸骨筋を柔らかくすることで下記のようなメリットを手に入れることができます。

  • 足取りが軽くなる
  • つまずきの防止
  • 腰痛の緩和・予防
  • 腰椎分離症の予防
  • 股関節周辺の不調の改善・予防
  • 猫背改善

また女性疾患防止、予防にも繋がるので腸骨筋は柔らかくしておきたいものです。
なぜかというと、腸骨筋が硬くなってしまうと直接的にも子宮を圧迫してしまい、生理痛の痛みが増します。
ですので腸骨筋を柔らかくして症状が起こらない身体を手に入れましょう。

腰痛で悩む女性向け股関節伸展ストレッチ クワドリエクステンドの流れ

今回はクワドリエクステンドという、腰痛改善のストレッチ、主に骨盤の前側腸骨筋のストレッチを行います。

立膝の姿勢からスタートします。

膝を肩幅に開き、両手でお尻を触ってください。
つま先は立てます。
そうしたら、顎を下に引いて、骨盤が前に出るように上体をできるだけ後ろに反っていきましょう。
このときに顎が上がってしまうと、骨盤の上の腰椎を反らすストレッチになってしまい、あまり可動域のないところで腰を反ってしまいます。
そうならないよう顎は引いた状態で行ってください。

この姿勢を10秒間キープしてストレッチをかけていきます。
特に女性の方は、骨盤前側周辺の筋肉、腸骨筋が固くなりやすいです。

ぜひこのストレッチをして姿勢が立つようにエクササイズしていきましょう。

クワドリエクステンドのポイント/回数・タイミング

クワドリエクステンドを行う上でのポイント

顎が上がった状態で腰を反ってしまうと、腰を痛めることになり腰骨筋にストレッチがかかりません。
顎は引いた状態で行ってください。

回数・タイミング

10秒キープを基本として1日3セット行いましょう。
まとめて少しの休憩を挟みながらでもいいですが、朝起きて1セット、お昼休みに1セット、お風呂上がりに1セットといったように分けて行うとより効果的です。

ストレッチ目的/強度/ターゲット

目的

女性特有の腰痛改善/矯正。
腰骨筋に刺激が入り股関節の可動域が広がり骨盤のポジションを正します。

運動強度☆

ストレッチがあまり得意ではない、運動を定期的に行っていない方向け。

このようなお悩みがある方

  • 股関節伸展が苦手な方
  • 骨盤に歪みを感じている方
  • 腰痛改善/予防されたい方
  • 冷え性の方
  • 生理痛がひどい方

ストレッチは以下のことを守って進めてください。

ストレッチを行う上での注意点

【ストレッチ動画No.76】女性専用股関節伸展する簡単腸骨筋ストレッチ クワドリエクステンド

女性特有の腰痛にならないために股関節伸展しよう

股関節は関節の中でさまざまな方向に動く関節です。
そんな股関節が硬くなってしまうと、さまざまな症状を引き起こしてしまいます。

その中でも女性は股関節の伸展苦が原因で腰痛になる方は圧倒的に多いです。
腰痛にならない為にも股関節、特に腸骨筋の柔軟性は必須ですね。
女性の方はぜひ腸骨筋の柔軟性を上げていきましょう。

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