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腰痛は病院で改善?それとも自力?もう選択で迷うことなし!

2017.9.9

「腰が痛い!」と言って病院に駆け込んでくる患者さんに毎日のように出会います。
腰痛と言ってもその病態はさまざまです。
すぐに検査や治療をしなければならないケースもあれば、とりあえず様子見となる場合があります。

病院に行くと腰痛か判断をする、あるテスト方法があります。
テストを受けた方はストレッチを教えていただくのですが、そのストレッチで改善されないケースがあります。

今回はそのテストを受けても腰痛が改善されなかった方の原因と、オススメストレッチを紹介します。

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腰痛治療として病院(整形外科)でされることとは?

腰痛の原因が診断されると、その原因に応じた治療が行われます。
ほとんどの場合、まずは以下のような保存療法がとられます。

『薬物療法』
飲み薬のほか、貼付薬、塗り薬などが処方されます。
主な薬には、以下のようなものがあります。

『非ステロイド性消炎鎮痛薬』
炎症を抑えて痛みを緩和させる薬です。
主に急性の腰痛(ぎっくり腰など)に処方されます。

『筋緊張弛緩薬』
筋肉を緩めて血行を促進することで、痛みの緩和させる薬です。

『血管拡張薬』
血行を促進させることで自然治癒力を高め、症状の改善を目指す薬です。

『ビタミン剤』
神経障害の回復を目指す薬です。

『トーマステスト』
股関節の屈曲拘縮の有無を見極めるためのテスト法。

病院では色々な治療方法がありますが、今回、トーマステストを再現できなかった人に対してのストレッチを紹介します。

腰痛改善方法の1つ、トーマステストとは?

トーマステストと聞いてあまりピンとこない方もいるかと思います。

トーマステストを考案したのはヒュー・オゥエン・トーマスという方です。
イギリスの整形外科医で、母国ではイギリス整形外科の父とも呼ばれます。

骨接ぎの術者 ( bone setter ) の子弟でした。
父親の骨接ぎの技術を骨関節外傷の医療に取り入れました。

産業革命の頃、労働災害による外傷患者が激増し、腰痛患者も多かったそうです。
何とか腰痛の改善策はないかと考えて考え抜いた結果、股関節屈曲拘縮の有無をテストすれば腰痛が改善されるのではないかと閃き、トーマステストを考案されたそうです。

トーマステストの反響は多く、イギリスだけではなくアメリカでも広くこれらの患者の医療に貢献され、今現在も病院ではこのトーマステストを活用されています。

このトーマステスト自体もいわゆるストレッチの1つと見ても間違いではないでしょう。

なぜ病院でトーマステストをして腰痛が改善されなかったのか?

病院でトーマステストをして腰痛が改善されなかった方の原因は、腸腰筋の硬さが原因で股関節の屈曲拘縮が起きていると言われていますが、実はそれだけではありません。

腰痛を楽な状態にするにはお尻の筋肉の殿筋群にストレッチをして刺激を入れることがポイントになってきます。

また仙骨付近の関節である仙腸関節の硬さが腰痛を引き起こすとも言われています。
仙腸関節は上半身の筋肉と下半身の筋肉を支えるちょうどつなぎ目の部分になります。

殿筋群をストレッチで伸ばして、仙腸関節を柔らかくすることが大事になってきます。
仙腸関節の柔軟性を上げて、腰椎にかかる負荷を軽くしてクッションのような役割をしっかり機能するようにストレッチをかけていきましょう。

今回の腰痛改善ストレッチを行うことで

今回のストレッチはタオルを使って行うのですが、膝を伸ばすことでハムストリングス、ふくらはぎにしっかりストレッチがかかります。

ハムストリングスが硬くなってしまうと腰痛を引き起こしやすくなるので、しっかり伸ばしていただきたいです。

また腰が痛いときはふくらはぎが硬くなっていることが多いです。
この2つは関連しているのです。
そのため、ふくらはぎを柔らかくすることで腰の負担が軽減します。

病院でトーマステストをして腰痛の痛みが改善される方もいれば、なかなか改善されない方もいると思います。

今回紹介するストレッチを毎日継続していれば、腰痛が気にならなくなり、いい状態を手に入れることができるでしょう。
トーマスストレッチよりも腰痛改善の効果が期待できるストレッチなのでぜひ試してみてください。

腰痛解消のためにやりたい ヒズバックタオルバージョン1の流れ

今回はヒズバックタオルバージョン1という腰痛改善の、主にふくらはぎ、ハムストリングスを伸ばすストレッチを行ってみたいと思います。

では、仰向けで寝て下さい。
タオルを使ってストレッチを行います。
まずは右足を膝を90度に曲げた状態で上げて下さい。
タオルを足の裏にかけて下さい。

この状態から膝を伸ばして、つま先をできるだけ体の方に向けて下さい。
踵をできるだけ高いところに上げていくように意識してください。
ふくらはぎともも裏を伸ばしていきます。
この姿勢を10秒間キープします。

もし、膝が曲がってしまうという方は、タオルを持つポイントを少し浅くしてみて下さい。
タオルを外して下さい。
今度は左足を伸ばしていきましょう。
同じように、踵をできるだけ高く上げていきます。
10秒間姿勢をキープしましょう。
もも裏とふくらはぎが固いために腰痛になられる方が非常に多いです。

このストレッチは、難易度的にもかなりやりやすいものです。
どなたでも行いやすいと思いますので、ぜひご自宅で試してみてください。

ヒズバックタオルバージョン1のポイント/回数・タイミング

ヒスバックタオルバージョン1を行う上でのポイント

タオルはフェイスタオルがベストです。
なければ少し握りづらいですが、バスタオルでも大丈夫です。
つま先をできるだけ体の方に向け、踵をできるだけ高い位置に上げるように意識してふくらはぎともも裏を伸ばしましょう。
もし、膝が曲がってしまうという方は、タオルを持つポイントを少し浅くしてみて下さい。

回数・タイミング

10回1セットを1日1セット行いましょう。
朝、お風呂上がり、寝る前、どのタイミングに行っても構いません。

ストレッチ目的/強度/ターゲット

目的

腰痛改善のストレッチ。
ハムストリングス、ふくらはぎの柔軟性向上。

運動強度☆

ストレッチがあまり得意ではない、運動を定期的に行っていない方向け。

このようなお悩みがある方

  • 裏ももが非常に硬い方
  • ふくらはぎが非常に硬い方
  • 腰痛改善/予防されたい方
  • 病院でトーマステストをやったが効果が無かった方

ストレッチは以下のことを守って進めてください。

ストレッチを行う上での注意点

【ストレッチ動画17】腰痛が病院で改善しないときの方法 ヒズバックタオルバージョン1

腰痛でお悩みの方へ

腰痛は今となっては現代病といわれています。
原因を追究し、改善と予防に努めていただきたいです。
年齢を重ねると運動量が減り、身体が老化していきますが、ご自身の意識次第でどうにでも
できると私は思います。
今回のストレッチが少しでも腰痛でお悩みの方の助けになればと思います。

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