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肩こりがひどいとさらなる悲劇が!その前に食い止めるべき

2017.9.11

肩が凝ってしまうと身体に色々な異常が起こります。
肩こりが酷くなると肩のだるさ、気分が悪くなったりします。

ストレッチ以外にも身体の疲れない対処法はいくつかあります。
ただ、そのときは楽になるけどまたすぐに元に戻ってしまうというケースもあります。

今回は肩こりと非常に深い関係がある筋肉『斜角筋』の役割、ストレッチについて
お伝えします。

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肩こりがひどいとどうなるか?

日常生活を送る中で、いつもと比べて身体に何かしらの異変を感じることがあると思います。
実はそれ肩こりのサインかもしれません。

それではひどい肩こりになるとどうなるか紹介します。

①朝起きたら首が動かない
首周辺の筋肉が無理に引き伸ばされ、過剰な圧力が掛かります。
首や肩に強い痛みが発生します。

②腕を上げたり、後ろに回せない
肩関節とその周辺の組織が慢性的な炎症を起こします。
その影響で腕を上げたり、後ろに回す動作で痛みが出ます。

③首から腕にかけて肩が痛い、しびれる
首の骨と骨の間をつなぐ椎間板の弾力が減少します。
頚椎の間から肩に向かって出る脊髄神経を圧迫してしまいます。
首、肩、腕に痛み・こり・しびれを起こします。

④首や肩が熱を持ったように痛い
デスクワーク、長時間の運転で首や肩の筋肉を酷使すると筋肉に疲労物質が溜まります。
そうして筋肉が疲労し、炎症が起きます。

ひどい痛みの肩こりと斜角筋の関係

肩こりがひどいと、首から肩、背中の筋肉が硬くなることで脳や腕の血流が悪くなり、頭痛や耳鳴り、目の疲れ、肩の痛みなどの症状が出たりします。

また肩こりがひどい人は、姿勢がねこ背になり、首や胸周辺の筋肉も硬くなります。

肩こりが酷くなる原因の1つとして斜角筋が関係しています。
斜角筋は前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の3つの筋肉を合わせた名称です。
両側の斜角筋が収縮すれば、頚椎は屈曲します。
片側の斜角筋が収縮すれば、収縮側に頚椎が側屈・回旋の動きになります。

斜角筋の日常生活での働きは、深呼吸などで肋骨を持ち上げる、激しく動いた後の呼吸時に肋骨を持ち上げる働きがあります。

その中でも前斜角筋と中斜角筋に注目してもらいたいと思います。
改めてこの2つの筋肉を見ていただくと、2つの筋肉の間に血管と神経が走っています。
つまり斜角筋が硬くなることで、これらの神経や血管を圧迫し、しびれや痛みを引き起こすことになるのです。

斜角筋が硬くなることで起こるひどい肩こり以外の症状とは?

斜角筋が硬くなるのは肩こりの延長です。

例えば、肩こりとは肩の筋肉が硬くなること。
それから斜角筋症候群(しゃかくきんしょうこうぐん)は、斜角筋が凝って硬くなったために起きるものです。
前斜角筋か中斜角筋、もしくはその両方が過緊張したことにより、その間を通る神経や血管が圧迫されて起こります。
症状が急激に現れることは少なく、はじめは肩こりや首の痛みくらいですが、 徐々に首を動かせる範囲が減少したり、指先や手のしびれ、だるさ、冷えが出てきたりします。
さらにひどいと、指先や手の感覚異常、力が入りにくいなどの症状も現れます。
特に上を向いたり、後ろを振り向いたり、首を左右に倒すと悪化します。

痛みが起きないための対処が必要になってきますね。

肩こりがひどい時のストレッチ以外のメンテナンス方法とは?

身体の疲れには種類があります。
身体を酷使することで起こる『肉体的疲労』、人間関係の問題や仕事上の問題などで強いストレスを感じ、疲労へとつながる『精神的疲労』、長時間パソコンを使ったりすることで脳の緊張状態が続き、その結果起きる『神経的疲労』に分けられます。

疲れが溜まるとマッサージを受けにいく方が多いと思います。
そのマッサージで疲労回復できるのは、蓄積された老廃物を取り除くことができるからです。

ひどい肩こりもそうですが、疲労の原因となる老廃物は、血液の流れによって体外に排出されます。
マッサージをすることで体の凝りが解消され、その結果、血流が良くなります。

しかし、マッサージで取りきれない事も多々あります。
マッサージをしても表層だけが刺激されて深部の凝りが解消されずに残り、かえって凝りが強く感じられ脱力感などが残ることがあります。
そのような疲れを残さないためにもマッサージだけでなくストレッチをして症状が起こらないようにしましょう。

肩こりがひどいならこのストレッチ ショルダーエクステンドの流れ

では、今回はショルダーエクステンドという肩こり改善のストレッチ。
主に斜角筋、首の横の筋肉をエクササイズしていくストレッチを行ってみたいと思います。

左手はお腹の前に、右手は頭の横に持ってきてください。

左の肩が浮かないように、頭を右側に倒していただきます。
この状態で左側の側部、首が伸びているのを感じてください。
10秒姿勢をキープしていただいたら、戻して手を入れ替えます。

右手をお腹、左手を横に、その状態で顔を左側に倒していきます。
右側左側10秒ずつキープしていただいて、10回繰り返していきます。
斜角筋は胸まで繋がっている筋肉になります。
特に肩甲骨が前に出て肩こりになっている方、両肩をしっかり後ろに広げられるようにこちらのストレッチの活用をしてみてください。

ショルダーエクステンドのポイント/回数・タイミング

ショルダーエクステンドを行う上でのポイント

頭を右側に倒すときに左肩、頭を左側に倒すときは右肩が上がらないようにしましょう。
肩が上がってしまうと斜角筋にストレッチがかかってきません。
肩を下に下げた状態で頭を左右に倒しましょう。

回数・タイミング

10回1セットを基本として1日3セット行いましょう。
まとめて少しの休憩を挟みながらでもいいですが、朝起きて1セット、お昼休みに1セット、お風呂上がりに1セットといったように分けて行うとより効果的です。

ストレッチ目的/強度/ターゲット

目的

肩こり改善/予防。

運動強度☆☆

ストレッチがあまり得意ではない、運動を定期的に行っていない方向け。

このようなお悩みがある方

  • 肩こり改善、予防をされたい方
  • 猫背を改善されたい方
  • ご自宅でできるストレッチを知りたかった方
  • 酷い肩こりをお持ちの方
  • 肩周りのだるさをとりたい方

ストレッチは以下のことを守って進めてください。

ストレッチを行う上での注意点

【ストレッチ動画No.21】肩こりがひどいときはショルダーエクステンド

斜角筋を柔らかくし、肩こり改善!

肩こりがひどい方は斜角筋がガチガチに凝り固まっている状態の方が多いです。
酷くならないように、今回お伝えしたストレッチを継続していただけたら有難いです。
ストレッチを日々の習慣にして健康な身体を手に入れましょう!

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