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腰痛と吐き気。春に起こる理由があった!精神的に変化あり。

2017.9.27

春は一年の季節の始まりです。
季節の変わり目で、イライラしたり、体調を崩したりしやすい時期でもあります。

春は、自然界のあらゆる生命が目覚め、伸び出す季節です。
暖かい日には、本格的な春を実感させられますし、例え気温が低くても、日差しがあればポカポカした陽気を感じると思います。
雪の下でも、ふきのとうが芽を出して、眠っていた生命が息吹始めています。
このように冬の間、冬眠したり、じっと地面の下で力を蓄えてきた生命が伸び出す季節です。
反対に、冬の間も、普段と変わりなく過ごし、力を消耗している現代の私たちには大変な季節でもあります。

そもそも何故、春に腰痛が増えるのでしょうか? 
お話していきます。

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春に多い腰痛と吐き気

春に起こりやすい腰痛の主な原因として3つ挙げられます。

①『寒暖差』
春の季節は、昼と夜の1日の気温差が大きい時期です。
また暖かくなってきたと思ったら寒の戻りもあり、日ごとの寒暖差も大きいため、その温度差に体が対応できず血流が悪くなります。
これが腰痛や吐き気を引き起こす主な原因です。

②『冬の運動不足』
寒い冬は、どうしても運動不足になりがちです。
春になって暖かくなりスポーツを始めようとした時、冬の運動不足による筋力の低下で腰に負担がかかります。
これが腰痛や吐き気を引き起こす原因となります。

③『春は環境変化の季節』
卒業、入学、入社、転勤など環境が変わる時期でもあります。
環境の変化によってストレスを受け自律神経が乱れ、腰痛や吐き気を引き起こす原因となります。

腰痛と吐き気と肝臓の関係

『春』と『筋』は東洋医学的に考えると深い関係があります。

春は、全ての生き物が活動をはじめる季節。
人間も心身ともに活発になります。
冬の間に滞ってしまった不要な物を排泄し、新しいエネルギーを充電します。

エネルギーが円滑に各臓器へ届くよう調整してくれるのが『肝』です。
この『肝』は他にも色々な働きがあり、その作用一つが『筋』の運動機能の調整を行うことです。

寒暖の差が激しいと『肝』の疲れは『筋』にも影響を与えます。

『肝』と呼ばれる臓器が過剰に働きすぎて不調を招きやすくなる季節でもあります。
『肝』は肝臓の働きに加えて、血液を貯蔵したり、血流量を調節する働き、自律神経系、運動神経系など全身の気を調節する働きがあります。
つまり肝臓は心と体がスムーズに働くために重要な役割をしているのです。
この機能が低下すると、血の巡りが悪くなり、筋に影響が現れ、腰痛や吐き気を引き起こす原因となります。

春腰痛を緩和させるツボ

維道(いどう)というツボについて紹介します。
維道は胆経のツボで肝臓と密接な関係がある臓器である胆経の流れを良くすると腰の状態が良くなります。
場所は腸骨の最も高いところから骨の内縁に沿って斜め下側に指1本分下がったところにあります。
ツボと同じ側の手で脇の腹を掴むようにして親指で押しましょう。
押すと腰に響くようにな痛みを感じます。
この痛みが緩和されてくるとともに腰痛が解消されるでしょう。
痛いけど気持ちいいかどうかがポイントですので、自分に合うツボかどうかを確かめてください。
この維道のツボで腰痛改善と吐き気の予防を習慣化しましょう。
腰痛の他に、下腹部の痛み、習慣性の便秘にも効果がありますので、腰に違和感を感じたときに是非お試しください。

春にすべき腰痛改善ストレッチの解説

これからお伝えするストレッチでお悩みの腰痛と吐き気の改善、又は予防に繋げていただければと思います。
四つん這いの状態から前後に重心移動をするので、股関節周りの筋肉にストレッチがかかります。
後は背中を左右に捻る動きが入るので、背中周りの筋肉、特に身体を捻るときに働く筋肉にストレッチがかかります。
捻ることで筋肉以外に内臓のストレッチにも繋がります。
足を前に出したときに先ほど紹介した維道に刺激が入ります。
右に捻るときは肝臓にストレッチがかかり、左に捻るときは胃にストレッチがかかります。
重心移動がうまくできれば初めてやる方でもしっかりとストレッチがかかるので、腰痛でお困りの方是非チャレンジしてみてください。

吐き気を伴う腰痛にはこの捻じれ ランジツイストの流れ

今回はランジツイストという腰痛改善のストレッチ。
主に腹筋群と脇腹の筋肉をしっかりと伸ばして、腰痛改善を図ってください。

まず四つん這いになります。
そして右足を前に出して下さい。
この状態からできるだけ前の方に重心を乗せていきます。

そして左手を上に上げていきます。
目線も左手の方を向いて、体を捻って下さい。
この状態で姿勢を10秒間キープします。

重心が後ろになったり横にズレたりすると、脇腹の筋肉にストレッチがかかりません。
しっかり前に重心を乗せて、体を安定させた状態で行って下さい。
一度、左手を下に戻し右足も戻しましょう。

早速やってみてください。
四つん這いから右足を前に、しっかり重心も前に乗せて、左手を上に上げます。
体を大きく捻っていきましょう。
10秒間姿勢をキープします。
左手と右足を戻したら、入れ替えて反対も行います。

左足を前に出し、重心を前に乗せます。
右手を上に上げて10秒間キープして下さい。
10秒で手を下ろし足も戻して終了です。

重心がしっかり前に掛かっていく状態さえしっかりと作れば、初心者の方でもしっかりと安定した状態でストレッチが効いてきます。
ぜひ腰痛改善に役立てていただければと思います。
ご自宅で試してみて下さい。

ランジツイストのポイント/回数・タイミング

ランジツイストを行う上でのポイント

四つんばいの状態から片足を前に出したとき、重心はできるだけ前の方に乗せましょう。
重心が後ろになったり横にズレたりすると、脇腹の筋肉にストレッチが掛からなくなるので、しっかり前に重心を乗せて体を安定させた状態で行って下さい。

回数・タイミング

10回1セットを基本として1日3セット行いましょう。
まとめて少しの休憩を挟みながらでもいいですが、朝起きて1セット、お昼休みに1セット、お風呂上がりに1セットといったように分けて行うとより効果的です。

ストレッチ目的/強度/ターゲット

目的

腰痛改善/予防。
特に体幹部分を積極的に使うことで、腹筋群、脊柱起立筋群に刺激が入り、腰の痛みを緩和させます。

運動強度☆☆

ストレッチがあまり得意ではない、運動を定期的に行っていない方向け。

このようなお悩みがある方

  • 裏ももが非常に固い方
  • ふくらはぎが非常に固い方
  • 腰痛改善/予防されたい方
  • ご自宅ストレッチをしたい方

ストレッチは以下のことを守って進めてください。

ストレッチを行う上での注意点

【ストレッチ動画No.27】捻じれば腰痛と吐き気が楽になる!ランジツイスト

症状が起きる前の対処が必要!

腰痛に吐き気が伴う場合は、腰ではなく内臓に問題がある可能性があります。
この記事で幾つか紹介しましたが、腰痛と吐き気が一緒に現れた場合は決して先延ばしにすることなく速やかに対処しましょう。

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