手首に柔軟性は必要なのか?左右差や硬さのせいで怪我する?
2017.10.21
手首の柔軟性の左右の違いは、両手を使うスポーツにおいて、例えばボールを使う競技だとボールコントロールを失うことになります。
しかし左右を同じ可動域にしておくことでそれを防ぐことができます。
肘や指に比べ手首は様々な動きをしてくれます。
だからこそ利用頻度が高い関節の1つとなります。
そして左右の関節可動域の違いから怪我を引き起こしやすくなります。
結局ボールを両手で受け取る場合は、手首の硬い方の衝撃が大きくなるということです。
今回紹介するストレッチは、手首の様々な動きを両手を使って交互に行う事で、柔軟性アップと左右のの可動域のバランスを整えます。
両手のバランスが悪い競技者には強くオススメします。
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手首の柔軟性を左右で確かめよう
チェック方法
- 四つ足の状態になります。
- 手のひらを下にして指先を前にして置きます。
- 左右それぞれ同時に外側へ向かって手首を回す様に90度、180度置き直します。
判定
左右の柔軟性に違いを感じ、動きにくく手首に刺激がより入っている方が硬くなっていて怪我を起こしやすくなっています。
手首は力を抜くと手の甲が下に親指が内側へ回りながら下がっていくようになっています。
そのためその反対の動きは元々行きにくい方向なのです。
手首の柔軟性には硬くなりやすい方向がある
先程お話したように、手首は脱力状態では手の甲が下に親指が内側へ回ります。
つまりその反対の手のひらを下に親指を外側に向ける動きは、構造上元々やりにくい方向なのです。
だからこそバランスをとる必要があります。
左右バランスが悪く柔軟性の違いが腱鞘炎のような手首の怪我や、突き指などを引き起こしやすい原因の1つとなります。
特に左右別々の動きをする動作で、利き腕を多用する場合は起きる可能性が大きいですね。
また手首が硬くなるとその上下の肘や指にも影響が出てきます。
特に突き指をしやすい状態になるということです。
両手の柔軟性は体幹のバランスも左右する
両手首の柔軟性が上がりバランスが整うということは、一番動く末端の関節ですから血液や神経の流れも安定しやすい環境になるということです。
そのことは肩関節にも影響を及ぼし、さらには体幹部の左右のバランスにも影響します。
その体幹のバランスは結果的に、内臓にも影響を伝えるのです。
反対に考えれば手首の柔軟性バランスの乱れは、内臓の動きを知る上で大切なバロメータともなりうるわけです。
だからこそまずは手首の柔軟性とバランスを整えることは大切だと言えます。
ではその手首の柔軟性とバランスを整えるストレッチのやり方を紹介します。
手首の柔軟性を整える リストターンの流れ
今回はリストターンというバスケットボールやバレーボールなど、両手を使って何かをするような動作のある競技の方向けの手首のストレッチを行います。
立位で肘を曲げて胸の位置で手のひらとひらを合わせて両手を組みます。
その状態から手首をゆっくり右手を伸ばす様(左手は曲げる動作)に大きく動かし、次に同様に左へと回し右左とぐるぐる横八の字(∞)の様に回してください。
右を1回左を1回と合わせて1周として、20周行います。
ずっと同じリズムではなく、少しずつ可動域を広げるように意識するのが大切です。
リストターンのポイント/回数・タイミング
リストターンを行う上でのポイント
捻って伸ばす足は、膝だけでなく足首も伸ばしてください。
90度のままだと、体幹部より大腿四頭筋側にストレッチが掛かってしまいます。
手の指先と足の指先を遠ざけるイメージです。
回数・タイミング
左右10回1セットを基本として1日3セット行ってください。
ストレッチ目的/強度/ターゲット
目的
手首の柔軟性向上。
運動強度☆
いつでもだれでもできます。
このようなお悩みがある方
- 突き指や腱鞘炎になったことがある方
- 手首の柔軟性不足を感じている方
- 体の左右のバランスが崩れていると思う方
- スナップを使う競技をしている方
ストレッチは以下のことを守って進めてください。
【ストレッチ動画No.101】手首の柔軟性アップのためリストターンでぐるぐる回す
リストターンで柔軟性を高めて手首や指の関節の怪我を改善予防
このストレッチは手をしっかり組み、手首の様々な動きを組み合わせることで可動域がアップし、その結果として手の指の関節まで緩める効果があります。
手首を使わない日頃の生活やスポーツの場面はほとんどありません。
特に両手を同時に使うスポーツのストレッチには向いていますので、試合や練習前の準備運動の1つに取り入れ怪我予防をしながら関節可動域が上がれば、パフォーマンスアップも期待できる様になります。
是非欠かさず続けてください。
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