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腰痛、ひどいとそれヘルニアかも?自然治癒することはない?

2017.9.30

腰痛で日本人の10人に1人が悩んでいます。
その中でも痛みやしびれを伴う「腰椎椎間板ヘルニア」があります。

しかしそれ以外の腰痛の実に8割近くは原因不明だといわれているのです。
ましてや椎間板ヘルニアは手術しないと治らないと思いがちですが、実際手術が必要な場合は稀です。

今回はそんな腰痛とヘルニアの原因などについて紹介します。

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腰痛とヘルニアの原因①

腰痛とヘルニアを引き起こす原因は以下の通りです。

①筋肉疲労による腰痛
筋肉疲労からくる腰痛が多くを占めていると考えられます。
男性腰痛の場合はハムストリングス、臀筋群、広背筋などの硬さが影響しています。
女性の場合は股関節内側、お尻周りの筋肉の硬さが影響しています。

②内臓疲労による腰痛
内臓は筋肉、血、水分代謝を管理しています。
内臓機能が低下してしまうと、身体に異常が起こりやすくなり、腰痛などを引き起こすケースがあります。

③神経圧迫による腰痛
筋肉、内臓疲労が蓄積する各神経のところを圧迫してしまい神経を刺激し腰に負担がかかります。
腰痛が蓄積するとヘルニアを引き起こすこともあります。

 腰痛とヘルニアの原因②

腰痛、ヘルニアの原因として考えられるのは『身体の柔軟性』です。

体力測定で柔軟性チェックは一度は皆様ご経験があると思います。
そこで長座をしたときを例に挙げてみましょう。

①長座をしたときに両手が足の指に届く場合
→柔軟性が非常に高い人で腰痛、ヘルニアになる確率はかなり低いと考えられます。

②長座をしたときに両手が足首に届く場合
→身体が硬くもなく、柔らかくもない状態です。
この状態が崩れると身体に異常が起こる可能性があります。

③長座をしたときに手が膝のお皿の部分ところまで届く場合
→柔軟性が低い方で腰痛、ヘルニアになる可能性があります。

④そもそも長座ができない人
→腰痛、ヘルニアになる確率がかなり高いと考えられます。

上記を参考にしていただければと思います。

 腰痛とヘルニアの症状の特徴とは

・ぎっくり腰(急性腰痛症)
【主な症状・特徴】 重いものを持ち上げたり、勢いよく立ち上がったり、ちょっとした動作をした瞬間に突然腰に激しい痛みが走り動けなくなる。
→動かずに安静にしていれば痛みが和らいでくる

【主な原因】
腰の筋肉、靭帯、関節などの組織が損傷して起こることが多い。
椎間板ヘルニア、骨粗しょう症、脊髄腫瘍、尿路結石などの病気で起こることもある。
ストレスが関係しているケースもある

・筋筋膜性腰痛(筋性腰痛症)
【主な症状・特徴】 腰まわりの筋肉疲労による痛み(筋肉痛・挫傷・捻挫・肉離れなど)で前かがみになった時に腰が痛むことが多い。

・(腰椎)椎間板ヘルニア
【主な症状・特徴】腰の急な激痛(急性型)。
またはしつこく続く鈍い腰痛(慢性型) 下半身の痛みやしびれ(坐骨神経痛)。
椎間板が押し潰され、中にあるゼリー状の物質(髄核)が外に飛び出した状態。

【主な原因】 腰に負担をかけ続けたり、歳をとることによる「椎間板の老化」。

 腰痛さらにヘルニアにならないようにするには?

腰痛やヘルニアの原因や特徴を理解頂けたかと思います。

日常生活において、正しい姿勢をとり、いかに腰に負担をかけないようにするかが大切です。
椎間板ヘルニアを含む多くの腰痛の治療や予防対策、再発防止の第一歩は、『正しい姿勢』にあります。

いくら治療を施しても、姿勢が悪いとまたすぐに腰が痛くなってきてしまいます。
正しい姿勢ができている人は、見た目にも美しく映ります。

ぜひこの機会に正しい姿勢を身につけて、椎間板ヘルニアの予防・対策に役立てほしいと思います。

椎間板ヘルニア含む、多くの腰痛は未然に防げる可能性が高いので、この後のストレッチもオススメです。

ヘルニアで腰痛に悩んでいるなら トライアングルストレッチの流れ

今回はトライアングルストレッチという、腰痛改善のストレッチ。
主にふくらはぎ、裏腿の筋肉をしっかり伸ばしていきましょう。

まず開脚で座ります。
できるだけ両足を開いた状態で座って下さい。
つま先をしっかりと上げます。
このときつま先が寝たり膝が曲がったりしないように、しっかり膝を伸ばしてつま先を上に上げた状態を作っていきましょう。

そこから両手を床について、体を前に倒していきます。
その姿勢を10秒間キープし、裏ももとふくらはぎをしっかり柔らかくした状態で前後に10回動いていきます。

前に倒れたときにつま先が内側に寝てしまう方は、体を前に倒しすぎている状態です。
つま先がしっかり上に上がって、外に開いた状態、その状態で体がどこまで倒れるか試しながらやっていきましょう。

裏ももとふくらはぎが固くて腰痛になる方がたくさんいます。
ぜひこのストレッチで腰痛の改善を図っていきましょう。

トライアングルストレッチのポイント/回数・タイミング

トライアングルストレッチを行う上でのポイント

前に倒れたときにつま先が内側に寝てしまう場合、身体を前に倒しすぎている可能性大です。
つま先がしっかり上に上がった状態で倒れているか確認してください。

回数・タイミング

10回1セットを基本として1日3セット行いましょう。
まとめて少しの休憩を挟みながらでもいいですが、朝起きて1セット、お昼休みに1セット、お風呂上がりに1セットといったように分けて行うとより効果的です。

ストレッチ目的/強度/ターゲット

目的

腰痛改善/矯正。
特にハムストリングスとふくらはぎをストレッチすることが目的。

運動強度☆☆

ストレッチがあまり得意ではない、運動を定期的に行っていない方向け。

このようなお悩みがある方

  • 裏ももが非常に硬い方
  • ふくらはぎが非常に硬い方
  • 腰痛、ヘルニアを改善/予防されたい方
  • ご自宅ストレッチをしたい方

ストレッチは以下のことを守って進めてください。

ストレッチを行う上での注意点

【ストレッチ動画No.60】ヘルニアによる腰痛を自分で解消トライアングルストレッチ

腰痛とヘルニアの原因はストレッチで取り除く

腰痛やヘルニアはストレッチで治らないという考えは正しくありません。

腰痛に悩んでいる人の中には、腰痛ストレッチを試したが効かない、注射や手術が絶対必要とまで考えている方がいます。

そうしないといけない方もいるのは確かです。

でも今回紹介したこのストレッチでも、毎日続けることで症状が変わってくることがあります。
時間もお金もかかりませんから、ぜひ試してみてください。

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