腰痛と下痢、実は関係があった!筋肉と神経、内臓の関わり
2017.9.30
時に腰痛で下痢になるという人がいます。
腰痛になったから下痢になった、下痢になったから腰痛になった、下痢と腰痛が同時に起きたなどさまざまなケースがあります。
では、どうやったらこれらを改善できるのでしょうか?
腰痛になると、筋肉が弱り、筋肉や骨のバランスが崩れ、腰の血行が悪くなり冷え性になります。
体が冷えると下痢になりやすくなるので、腰痛と下痢が同時に起こることがあります。
また下痢の原因として挙げられるものとして長い間の横座り、足組の癖などを指摘する方もいます。
今回、腰痛と下痢について色々な角度からお話します。
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腰痛と下痢になりやすい人
まず腰痛、下痢になりやすい方をピックアップしました。
『腰が痛くなりやすい人』
・デスクワーク、店頭販売員など
座りっぱなし、立ちっぱなしなど、同じ姿勢の継続により腰が痛くなりやすいとされます。
・運送業者、引っ越し業者など
重いものを上げ下げすることが多いため、腰へ負担がかかりやすいことから腰が痛くなりやすいとされます。
『下痢になりやすい人』
・お酒を飲む
お酒を飲むと、アルコールで腸が刺激され蠕動運動が活性化されます。
そのため、まだ完全に消化されていないものまで排出しようとしてしまうため、消化不良を起こし下痢になります。
・水分の大量摂取
胃腸が弱い人は、冷たい水を一気に飲むとお腹を下すのはもちろん、腸が吸収できる水分量以上を摂取しても下痢になります。
また、食後にお茶やコーヒーを飲み過ぎると、過剰な水分が原因で食べ物を消化・吸収する消化液が薄くなり、消化不良を起こして下痢になります。
中臀筋と腰痛と下痢の関係
いつも腰が痛い、重いといったような慢性的な腰痛というのは軽視されがちですね。
実際には多くの人を悩ませている慢性的な腰痛と言うのは、常に身体の中心部に痛みがあるという非常に辛い症状です。
ここでは腰痛と下痢にはある筋肉の硬さが関係しますので紹介します。
★中臀筋
中臀筋というのはおしりの外側の上部の手のひらぐらいの大きさの筋肉です。
いわゆるおしりと表現される大臀筋と比べると知らない方もいるかもしれません。
しかし解剖図を見れば分かる通り、骨盤からおしりのお肉を吊っているとても大切な筋肉です。
骨盤を支える重要な役割を担っているために疲労も溜まりやすく、また腰痛への影響も大きい筋肉であるといえます。
又、中臀筋が硬い方が下痢の症状を引き起こすケースもあります。
腰痛と下痢に効くツボ
腰痛と下痢を緩和するツボについて紹介します。
★次髎(じりょう)
・場所
臀部の平らな骨(仙骨)にある上から2番目の凹没部分にあるツボになります。
お尻の中央に逆三角形の骨があり、その骨の中央から左右に2センチくらい離れたところのくぼみにあります。
・効能
腰痛などの腰の症状を和らげてくれます。
また、腰の血行を促進して、冷えを和らげる効果があります。
★大腸兪(だいちょうゆ)
・大腸兪の効能
下痢や便秘、腹痛など、大腸に関連した症状に効果を発揮します。
腰痛や痔、背中のこり、痛みにも効きます。
また、肥満防止にも効果があるといれています。
・大腸兪の位置
腰部、背骨の第四腰椎きょく突起(椎骨の後端が突出している部分)下縁を挟んだ両側にあり、真ん中から親指の幅1本半分外側にあります。
腰痛と下痢が起こりやすい季節とは?
『季節の変わり目は、腰痛が3倍に増える』と言われます。
春に起こる体の変化といえば腰痛です。
1年の中でも3〜6月にかけてのこのシーズンに、腰痛やぎっくり腰になる人が他の季節の3倍!ということです。
この春に起きる腰痛の原因はなんでしょうか。
- 寒暖差による血流の悪さ
- 冬の運動不足による筋力低下
- 環境の変化による、緊張とストレス
また春は環境の変化の影響で下痢になりやすいです。
会社での異動の時期であったり、自分が異動でなくても人間関係が難しくなったりとストレスを感じる機会が多くなる時期です。
そのため自律神経の切り替えが上手くいっていない上にこのようなストレスを感じると、下痢になる可能性は高くなってきます。
また花粉症の時期でもありますが、花粉でも下痢につながることがあります。
閉じていた冬の体から、春の体に開いてゆく『準備』をすることが大切です。
下痢も腰痛もこの中臀筋ストレッチで解消 フロッグスウェイの流れ
今回はフロッグスウェイという、腰痛改善のストレッチ。
主に内転筋と中臀筋両方に効くストレッチです。
体育座りの状態から踵をつけたまま膝を開いてスタートします。
つま先をしっかりと開いた状態で両手で両足首を持ってください。
肘で膝を押さえつけます。
この姿勢を10秒間維持することによって、内転筋と外側の臀筋群にストレッチがかかってきます。
ここから姿勢を楽にして、10回外に膝を開いていきます。
では10秒キープからやってみてください。
両肘で両膝を外に開き、姿勢を10秒間キープします。
10秒で両膝を少し緩めてから、ゆっくり10回外に開いていきましょう。
内転筋と中臀筋が固くなってしまうと、股関節が外に内に両方回りづらくなってきます。
そこから、腰をねじるときに腰椎に負担がかかりやすくなりますので、ぜひ柔らかい状態を保ってください。
フロッグスウェイのポイント/回数・タイミング
フロッグスウェイを行う上でのポイント
中にはあぐらをかけない方もいます。
その場合はお尻の下にストレッチマット、座布団を敷いて行うとやりやすくなります。
動かせる範囲で行ってみましょう。
回数・タイミング
10回1セットを基本として1日3セット行いましょう。
まとめて少しの休憩を挟みながらでもいいですが、朝起きて1セット、お昼休みに1セット、お風呂上がりに1セットといったように分けて行うとより効果的です。
ストレッチ目的/強度/ターゲット
目的
腰痛改善/矯正。
特に下肢を積極的に使うことで、内転筋と中臀筋に刺激が入り腰痛緩和、内蔵機能増進が期待できます。
運動強度☆☆
ストレッチがあまり得意ではない、運動を定期的に行っていない方向け。
このようなお悩みがある方
- 裏ももが非常に固い方
- お尻のたるみが気になる方
- 腰痛改善/予防されたい方
- ご自宅ストレッチをしたい方
- 下痢になりやすい方
ストレッチは以下のことを守って進めてください。
【ストレッチ動画No.59】腰痛と下痢は季節のせい? フロッグスウェイ
腰痛と下痢の関係とは?
腰痛と下痢が併発するとかなり辛いですよね?
そんな辛い状態が続かない為にも、早急な対処が必要になります。
腰痛と下痢でお悩みの方はまずは生活習慣を見直してみましょう。
この記事が少しでも皆様のお役に立ちますように!
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