ひどい肩こりなら注射を打ちますか?それとも何かしますか?
2017.9.18
肩こりでお悩みの方に、色々な対処法が世に広まっていると思います。
その中でも肩こりを緩和する為に注射などで改善を試みる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、注射で完全に解消が可能なのでしょうか?
例えば、冬の季節に肩こりになって注射を打って果たして完全にこりが解消されるのでしょうか?
季節によって疲れる筋肉は変わってきますし、疲れてくる内臓も季節ごとに変わってきます。
もしかしたら見当ハズレの位置に注射を打つことにもなりかねません。
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冬になりやすい女性の症状
・膀胱炎
大腸菌や腸球菌などの細菌が膀胱内に侵入し、そこで炎症が起きることによって生じる病気です。
例えば、トイレを我慢すると、膀胱内に溜まった尿の中で細菌が繁殖し、炎症を起こすきっかけを作ってしまいます。
・冷え症
冷えとは、血液の循環が悪くなっても起こりますし、水分バランスが崩れても起こります。
さらに臓器の働きが悪くなっても起こり、原因はひとつではありません。
そんな冷え対策には、マフラーや腹巻き、レッグウォーマーなどを使うようにしましょう。
また冬が旬の野菜を温かい料理で食べるのもオススメです。
・ドライアイ
空気が乾燥する冬になると、ドライアイが気になる方が多くなります。
一番多い原因は、涙の蒸発過多です。
理由は、まばたきの回数が減ったことによります。
テレビやパソコン、スマホの画面を見ていると、見るのに集中し過ぎてまばたきを忘れてしまうのも原因です。
こういった冬の症状と肩こりも関連して生じるのが、身体の不思議なところですね。
こういった症状が原因の肩こりに対し、肩周りに注射をしたところで無意味なことだと分かるでしょう。
注射が効果ない肩こりと膀胱経の繋がり
肩こりにも色々な種類があり、内臓機能を促進する経絡も色々な種類があります。
肩こりでも首の後ろから肩周りにかけてのこりがある場合、膀胱の疲れが関係していると考えられます。
膀胱の経絡は足先から太もも、背中、肩、首、目の広範囲まで流れています。
膀胱が疲れてしまうと次のような身体的症状が現れます。
頭重、後頭部が痛む、自律神経失調症、過敏、冷え性、尿が少ない、尿が近い、腰を曲げている、腰痛、膀胱の炎症、残尿感など。
精神的には、神経を使いすぎて疲れる、緊張が強くて過敏、怯えて冷や汗をかく、神経が不安定、特に対人ストレスに弱い部分です。
もし肩こりでお悩みの方はすぐ注射で治そうと考えず、膀胱の調子が悪いのではないか?と疑った方がいいかもしれません。
そんなときは膀胱経のツボを押すことをオススメします。
膀胱径の経絡の流れが良くなると
膀胱経は背部の脊椎の左右を流れているため、その部の経穴は、自律神経を介して五臓六腑の総てに影響を与えているのです。
腎臓で作られた尿は、尿管という管を通って、膀胱に流れます。
膀胱は、腎臓から送られてくる尿を一時的に溜める袋状の器官です。
膀胱に尿が少量しか溜まってない場合は、脳から「出すな」の指令が出ています。
しかし膀胱に尿が一定量溜まると、脳から「出せ」の指令が出ます。
すると内・外尿道括約筋が緩み、排尿筋が収縮します。
これにより膀胱から押し出された尿は尿道を通って排泄されます。
膀胱は全身の水分調節をしており、膀胱の機能低下により、水分代謝が悪くなり結果として肩こりになる方が多いです。
そのような場合はまず膀胱径の経絡を流してあげて、水分調節機能を高めてあげることが大切です。
そうすることで膀胱径付近に付着している起立筋が柔らかくなって、注射を打つこと無く自ずと肩こりの負担を軽減することが可能になります。
その中で意識することは膀胱兪
膀胱径の経絡の中で意識していただきたいのが『膀胱兪(ぼうこうゆ)』のツボです。
膀胱兪は腰骨の高さで、背骨と尾骨を結ぶ線の中心から左右に指2本分外側にあります。
効能としては膀胱炎をはじめとした泌尿器系の症状に効果を発揮します。
夏の時期では便秘、下痢など、冬に多い症状では冷えの改善、膀胱炎の予防にもつながります。
また、下半身の血行をよくすることから、むくみ改善、腰痛の治療・予防にもなるため、坐骨神経痛などの治療にも用いられます。
特に冬の時期は膀胱の疲れが溜まりやすいので、しっかり状態を上げていただかないと上記のような症状を引き起こす事になります。
押し方は痛くない程度の力で5秒程度の指圧を数回繰り返すだけです。
文字通り、膀胱の働きが改善されます。
注射よりも場合によっては効果的なのがツボ療法です。
注射を打つよりやってみよう キャットストレッチの流れ
今回はキャットストレッチという、肩こり改善のストレッチ。
主に脊柱起立筋と広背筋にアプローチをかけていきたいと思います。
両手で椅子を持っていただきます。
両膝を曲げながら背筋を伸ばして頭はリラックスして下を向く形でいきましょう。
背中がねこ背になってしまう方がいるので、しっかり背筋を伸ばした状態で姿勢を10秒間キープしていきましょう。
両肩甲骨がしっかり後ろに寄っていくような形が出てきますので、肩こり改善に役立つストレッチです。
キャットストレッチのポイント/回数・タイミング
キャットストレッチを行う上でのポイント
背筋が丸まってしまう方がいます。
背筋をしっかり伸ばした状態でストレッチをかけることで、しっかり脊柱起立筋と広背筋に刺激が入ります。
連続10回の際は、上げるときに鼻から息を吸い込み、下げるときは口から細く息を吐いてください。
回数・タイミング
10回1セットを基本として1日3セット行いましょう。
まとめて少しの休憩を挟みながらでもいいですが、朝起きて1セット、お昼休みに1セット、お風呂上がりに1セットといったように分けて行うとより効果的です。
ストレッチ目的/強度/ターゲット
目的
肩こり改善/予防。
特に上肢を積極的に使うことで、脊柱起立筋、広背筋に刺激が入り肩甲骨のポジションを正します。
運動強度☆☆
ストレッチがあまり得意ではない、運動を定期的に行っていない方向け。
このようなお悩みがある方
- 肩こり改善、予防をされたい方
- 猫背を改善されたい方
- ご自宅でできるストレッチを知りたかった方
- 酷い肩こりをお持ちの方
- 肩こりで注射を打つか迷っている方
ストレッチは以下のことを守って進めてください。
【ストレッチ動画No.36】肩こりに注射は必要なし!キャットストレッチ
慢性肩こりでお悩みの方へ!
肩こりを治療するための注射にはいくつか種類があり、それぞれの効能も異なってきます。
しかし、筋肉は伸びたり、縮む作用があるので注射でこりが取れないことも多々あります。
ですので、毎日ストレッチの習慣をつけていただくことが肩こり改善の一番の方法ではないかと思います。
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