腰痛は内臓の病気が引き金になることがある!自己判断は危険
2017.10.15
腰痛予防のためにやっているストレッチなのに、効果をあまり感じられないという方いませんか?
腰痛といっても原因が違うと、ストレッチもそのときの症状によって変えないといけません。
今回は筋疲労からくる腰痛ではなく、どちらかというと内臓疲労の原因によって発症してしまう腰痛の原因や対策について紹介します。
手首のストレッチがどうして腰痛対策になるのか理解してください。
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病気が引き起こす腰痛
腰痛の原因は様々です。
その原因の1つに内臓疲労がありますが、どうして腰痛の原因になるのでしょうか?
体の中心、つまり胴体内部には内臓が複数収まっています。
つまり内臓の大きさは胴体内部のの大きさによって決まってきます。
この内臓が、病気などによって肥大化すると中からお腹や腰を圧迫することがあります。
この内臓による圧迫が痛みとして感じられることが、腰痛の1つの原因となっているのです。
腰痛を伴う病気は以下の通りです。
- 慢性胃炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 胆嚢炎
- 胆石症
- 胆道結石
- 腎盂腎炎
- 尿路結石子宮筋腫
- 卵巣嚢腫
- 卵巣炎
- 腹部大動脈瘤
- 帯状疱疹による神経痛など
痛いところが悪いに決まってると思っている方は注意が必要です。
真の原因を突き詰めていくと、腰が原因ではないことがとても多いので気をつけてください。
病気だけでなく飲酒によって起きる腰痛がある
腰痛になる原因の1つとして考えられるのが、飲酒です。
お酒を飲むことによって腰痛になったり病気にも繋がったりします。
膵炎とはすい臓などの主な臓器に炎症などの障害が起こる病気です。
発症の原因はアルコールの多飲がもっとも多いと言われています。
つまり膵炎による腰痛は、アルコール依存など不摂生が続く場合に考えられるのです。
急性膵炎の場合は激痛が起こり、慢性膵炎の場合は鈍痛であることが多いです。
また、腰だけでなく背中も痛みます。
お酒をたくさん飲むと、膵液の通り道である膵管の出口が腫れて炎症を起こし、膵液がスムーズに流れることができなくなります。
すると、すい臓自身が消化作用を受けてしまうのです。
また、アルコールには胃酸の分泌を促す作用もあります。
胃酸は膵液の分泌を促すため、飲酒は膵炎を引き起こすだけでなく、膵炎を悪化させる原因に繋がります。
飲み過ぎには気をつけたいものです。
腰痛を引き起こす病気にならない為の対処方法とは
内臓の病気によって引き起こされる腰痛に悩まされないためにも、腰痛は日常的に予防することが大切です。
そこでご自身でも簡単にできる予防方法をまとめてみました。
①正しい姿勢(S字姿勢)を意識する
腰痛予防のために日常生活で最も気をつけたいのは姿勢です。
姿勢が良いと内臓が正しい位置で働き、機能の活性化に繋がります。
立つ、座る、歩くといった動作によって腰の痛みが変わってきます。
それはそれぞれの間違った動作で内臓を圧迫することも1つの原因です。
腰に負担を掛けない為には、背骨の前後方向でのS字カーブが保たれた姿勢を維持することが大事になってきます。
②目線を前方へ向ける
顎を引いて真っ直ぐ前を見ましょう。
うつむき加減の姿勢や、猫背を解消するのが狙いです。
③胸を張る
肩を開くイメージで自然に胸を張りましょう。
肩が前に入ってくると猫背になりやすいので、肩甲骨を背骨側に寄せる意識をします。
④お腹とお尻に力を入れる
お腹とお尻の筋肉が緩んでいると姿勢が崩れやすい為、お腹とお尻を引き締めるように意識します。
上記4つの内容を意識しながら生活してみてください。
腰痛予防。体の内側が病気にならないための食事とは
腰痛の根本原因となりうる内臓の病気にならない為の食事についてお話します。
薬ではなく食事で対策できると良いですよね。
摂りたい栄養素はカルシウム、ビタミンD、マグネシウム、たんぱく質です。
上記の栄養素が含まれている食材は下記の通りです。
・カルシウムを多く含む食べ物
干しひじき、ワカメなどの海藻類、殻まで食べられる干しエビやカニなどの甲殻類、骨まで食べられる小アジ、イワシなどの小魚類、小松菜、チンゲン菜などの野菜類。
・ビタミンDを多く含む食べ物
干ししいたけなどのきのこ類、海藻イワシ、サケ、マグロ、カレイなどの魚介類に多く含まれます。
カルシウムの吸収を高めるため、一緒に摂るとベストです。
ちなみに、ビタミンDは太陽に当たることで活性化し、効果がアップします。
・マグネシウムを多く含む食べ物
魚、卵、大豆製品、豆類、海藻類、ナッツ類に多く含まれます。
・たんぱく質を多く含む食べ物
鶏肉、豚肉、牛肉、乳製品などに多く含まれます。
肉は、脂肪やコレステロールの少ない赤身を選ぶなどして、肥満対策も忘れずにしていきましょう。
病気にも腰痛にも負けないために ツイストハーフの流れ
今回はツイストハーフという、腰痛改善のストレッチです。
呼吸を合わせますので、主に横隔膜辺りの筋肉にしっかりとストレッチをかけていきます。
まず四つん這いになります。
指先がご自身の方を向くように手のひらを床につけてください。
その状態から、できるだけ前に重心を乗せていきましょう。
今度は後ろに下がっていきましょう。
この動作に呼吸を合わせていきます。
鼻から大きく息を吸いながら前に、口から吐きながら後ろに下がってください。
このとき、できるだけ背骨は反らせましょう。
この前後の動作を10回繰り返します。
後ろに下がった時に手首が上がってしまう方がいます。
後ろに下がったときも、しっかり手首をつけて、背骨を反らせることによって横隔膜が上下しやすくなってきます。
手の位置に気をつけて行ってください。
横隔膜が動くことによって、内臓が柔らかくなります。
このような形で腰痛の改善を図ることもできます。
是非ご自宅で試してみてください。
ツイストハーフのポイント/回数・タイミング
ツイストハーフを行う上でのポイント
身体を後ろに下がったときに手首が上がらないように気をつけてください。
背骨を反らせるために肩甲骨を背中でくっつけるようなイメージが大切です。
回数・タイミング
10回1セットを基本として1日3セットが基本です。
まとめて少しの休憩を挟みながらでもいいですが、朝起きて1セット、お昼休みに1セット、お風呂上がりに1セットといったように分けて行うとより効果的です。
ストレッチ目的/強度/ターゲット
目的
腰痛改善/矯正。
手首の背屈と合わせて深呼吸することで、横隔膜に刺激が入り内臓の状態を高め腰痛の痛みを緩和します。
運動強度☆☆
ストレッチがあまり得意ではない、運動を定期的に行っていない方向け。
このようなお悩みがある方
- 慢性的な腰痛で悩んでいる方
- ポッコリお腹になっている方
- 普段から呼吸が浅くなりがちな方
- 手首が硬い方
ストレッチは以下のことを守って進めてください。
【ストレッチ動画No.90】ツイストハーフで内臓の病気を予防し腰痛も防ぐ
体の内側が病気になると、腰痛だけでなく全身に不調が表れる
内臓の病気が引き金となって腰痛を発症してしまうと考えると非常に厄介ですね。
原因は無数に存在するので、しっかりとした対策が必要になってきます。
食事内容が偏っていて、食べる時間も不規則だと内臓は弱りやすいです。
睡眠時間まで狂い出すともう歯止めが効かなくなります。
そんな生活を送っていて腰痛でお悩みの方はこの記事を参考にし、対策をしてください。
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