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筋肉を伸ばせば骨も元通り。ストレッチのやり方を間違えるな

2017.12.24

猫背、O脚、側弯症。
どれも骨の位置が正常でないことで起こります。
そのため、骨を矯正して治そうとする方が多いのが現状です。

側弯症のような先天性の原因は矯正が必要ですが、その他は骨だけを正しても解決には繋がりません。

なぜなら、骨の並びには筋肉や神経が影響してくるからです。

今回はどうして骨の並びが崩れるのか、筋バランスを整えるにはどうしたら良いかを説明します。
そして今回紹介する少し難しい体幹トレーニングのやり方ですが、効果は大きいのでオススメします。

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ストレッチによって筋肉だけでなく神経や骨を整える

骨、筋肉、神経の中で1つでも状態が悪いと身体に様々な悪い症状が起こってしまいます。

骨は脳や内臓などの柔らかな器官をサポートしています。
そして筋肉と神経が働いて骨を動かし骨格が連動し動作ができます。

もし骨の状態が悪くなってしまうと、脳や内臓などに支障が出るのは分かりますよね。
そうすると筋肉、神経にも負担が掛かってしまい、筋肉、神経共に硬くなっていきます。
その蓄積が続いてしまうと、最終的に身体全体に障害が起きてしまうのです。

つまり骨の状態だけ、筋肉、神経だけ状態を高めても意味がありません。

3つすべてが鍵を握るのです。
1つでも状態が悪くなってしまうと、それが連動してしまうので気をつけたいところです。
つまりストレッチは筋肉を伸ばすためだけなく、骨の並びを整え、神経の流れを良くするやり方なのだと知っておくことが大切になります。

骨の並びが崩れて見える側弯症の原因

側弯症は脊柱(背骨)が側方へ曲がってしまい、尚且つ捻じれが加わってしまう症状です。
原因として考えられるのは、先天性の症状もあれば生活習慣など後天性のものが挙げられます。

後天性のもので良くありがちなのが、普段から片足重心だったり、バックを片方の肩に掛ける事が多いことです。
普段からそんな方は気をつけるべきです。

理由としては、片方に負担を掛けた状態を長時間続けた結果、筋肉がバランスを崩して硬くなってしまうことです。

例えば身体を左右どちらかに側方へ傾いてしまう癖のある方がいるとします。
側方へ傾いてしまう状態が長時間続いてしまうと、側方へ傾く時に使う筋肉が収縮状態になります。
その状態が続くと筋肉が収縮したまま固まり、その筋肉がついている骨を引っ張り続けてしまいます。
そして最終的に骨が元の位置から、ズレたり捻じれが入ってしまうことで側弯症に繋がってしまうのです。

片側だけの筋肉が固まるのは危険です。
早急にストレッチでバランスを整えていきましょう。
やり方はこの後説明します。

ストレッチすべき側弯症に関係する背骨の部位

側湾症には種類が複数存在します。
その種類によって原因や改善方法が違ってきます。

  • 胸椎型
    胸椎型は、後天的な特発性側弯症の中でも、最も多いカーブパターンの1つです。
    右側にカーブしている場合が多く、肋骨のねじれが目立ちやすいので、見つけやすいと言われています。
    上半身周りの筋肉が硬い方がこのタイプに当てはまりやすいです。
  • 胸腰椎型
    胸腰椎型は、特発性側弯症に多く見られるカーブパターンです。
    カーブの長さが長くなる傾向があります。
    肋骨のねじれや肋骨の盛り上がりは胸椎カーブよりは目立ちませんが、それでもかなり目立ちます。
    右、左半身どちらかの筋肉が硬い方が当てはまりやすいです。
  • 腰椎型
    腰椎型は、背中の下のほうに現れ、左側にカーブしている場合が多いです。
    カーブは目立ちにくいですが、他の種類のカーブより柔軟性が少ないと言われています。
    腰、股関節周りの筋肉が硬い方がこのタイプになりやすいです。

どのタイプも後天的な原因によるものが多いので、やり方はそれぞれですが、左右のバランスを整えるストレッチをすれば改善が見られるでしょう。

ストレッチすべき筋肉は背骨を包む脊柱起立筋から。やり方を学ぼう

筋肉、神経、骨に負担を掛けないようにする為に、まずポイントになるのが『筋肉の状態』です。
特に背骨周りの『脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)』の状態を良くしていきたいところです。

この脊柱起立筋は姿勢を維持するのに非常に必要な筋肉です。
背中を伸ばしたり、丸めたりするだけではなく身体を捻る動きをする時にも働く筋肉です。
この筋肉の状態が悪くなってしまうと背中以外の筋肉に負担が掛かります。
そうすると僧帽筋、広背筋、大胸筋などの大きな筋肉も硬くなってしまいます。

ですからまずは脊柱起立筋の状態を良くしなくてはいけません。
この部分の状態が良ければ姿勢が崩れることもなくなりますし、別の筋肉にも負担が掛かることがなくなりますので、ストレッチのやり方を覚えてしっかり鍛えてきましょう。

背骨のバランスを整えるストレッチ アシンメトリカルカウンターのやり方

今回はアシンメトリカルカウンターという、神経促通のパターン運動です。
背骨の固さ、張りであったり、肩甲骨の位置取りを改善していくストレッチ&トレーニングです。

まず仰向けになり、両足を開いて、手をバンザイしてください。

そこから右手を左手につけて揃えてください。

その状態から両肘を曲げて右の脇の下の方に引いてください。
この時にできるだけ脇の下に近づくようにするのがポイントです。

そこから両手を左下に伸ばします。
この時は両手の甲を内側に合わせてください。

もう一度、右脇方向へ肘を向けた同じ形に戻します。

そこから今度は両肘を左脇の下の方に向き直します。

そして次に右上方向に両手をなるべく揃えたまま伸ばしましょう。

そこから左の脇の下に両肘を寄せます。

さらに両手を右下に伸ばしてください。

もう一度両肘を左脇の下に寄せて、次に右脇の下方向に向きを変えてから、スタートポジションの左上に伸ばしていきます。

複雑な動きですので、最初は間違えても結構ですので、ゆっくり落ち着いて行ってください。
やっていくごとに覚えられます。
この一連の流れを1回として10回やってみてください。

このメニューは側弯症のような背骨が左右に曲がった状態を中心に整えやすくなるストレッチ&トレーニングです。
是非側弯症をお持ちの方はこのようなストレッチを日々行ってみてください。

アシンメトリカルカウンターのポイント/回数・タイミング

アシンメトリカルカウンターを行う上でのポイント

非常に複雑な動きです。
覚えるまでは最初は間違っても大丈夫ですので、たくさん動いてみましょう。
ストレッチではありますが脳トレの効果も期待できます。
寝て行う余裕がなくても、立った状態でもできます。

回数・タイミング

10回1セットを基本として1日3セット行いましょう。
朝昼晩と1日に何度もできると体はどんどん覚えていくでしょう。

ストレッチ目的/強度/ターゲット

目的

体幹トレーニング。
脊柱起立筋ストレッチ。
背骨の矯正。

運動強度☆☆☆☆☆

難しいですが、慣れたら体が勝手に動くようになります。

このようなお悩みがある方

  • 側弯症、猫背を改善したい方
  • 肩こりや四十肩、五十肩、腰痛でお悩みの方
  • 背中に疲労を感じている方
  • ストレスを抱えている方
    同じ姿勢で過ごすことが多い方

ストレッチは以下のことを守って進めてください。

ストレッチを行う上での注意点

【ストレッチ動画243】骨の並びを変えられる体幹トレーニング アシンメトリカルカウンター

背骨の並びは生活を大きく左右する。体幹トレーニングで整えよう

骨を矯正すると表現することが多いのですが、周りの筋肉の柔軟性を揃える事が大事です。
なぜなら骨を支えている、動かしているのは筋肉ですので、筋肉の状態が悪くなると最終的に骨の左右バランスが崩れてしまうのです。

今回の体幹トレーニングは、背中周りの筋バランスを整えられます。
背中が軽くなると、様々な日常動作がウソのように楽になります。
難しいですが、できたら必ず効果を実感できます。
是非お試しください。

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