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肩こりの秋!?季節の変わり目に起きる肩こりの原因とは?

2017.10.13

パソコンやスマホの普及によって、肩こりは現代病になったといっても過言ではありません。
肩がこると腕が上がりづらい、重たいなどなど違和感を感じます。

そんな肩こりは、季節の影響でも原因が変わってきます。

今回は秋に起こる肩こりについて紹介します。
呼吸が弱くなり、汗もかかなくなる秋の時期を放っておくと、さらに寒くなる冬に悪化してしまいます。
早いうちに対処していきましょう。

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秋に生じる肩こりの原因

通常感じる肩こりの原因を簡単に挙げると下記の通りです。

①筋肉が疲れて硬くなる
長時間運転やデスクワークなど姿勢を変えない影響で筋肉の酸素不足が起き、乳酸が多く作られ、筋肉が硬化してしまいます。

②硬い筋肉が血管や末梢神経を圧迫し血行不良を起こす
硬くなった筋肉が血管の弾力を奪い、血流が悪くなります。
そうすると筋肉内に乳酸が溜まってしまいます。

秋の時期、朝夕は冷え込み、1日の温度差が激しい日が増えてきます。
そんな気温の変化もストレスとなり、筋疲労を促進し、疲労物質を体内に溜め込みます。
その硬くなった筋肉が血管、神経を圧迫し、血の巡りをさらに悪くするのです。
また、急な寒さの影響でも筋肉は縮こまってしまい、さらに筋肉は硬くなろうとします。
こうして疲労物質を溜め込んでしまい、最終的に痛みを起こす結果となるのです。

大胸筋や小胸筋が硬くなるのが秋の肩こりの原因

秋は大胸筋、小胸筋の筋肉が硬くなりやすいです。
大胸筋、小胸筋が硬くなってしまうと肩甲骨が下に下がらなくなり、肩が前側に出やすくなることで肺を締め付けてしまいます。
そうすると呼吸が浅くなり、汗をかけなくなってしまいます。

秋にそうならない為にも上記の2つの筋肉を柔らかくして呼吸をしやすい状態を作り、汗をしっかりかけるようにしていきたいのです。

状態が上がってくると肩こりが楽になり、肺が膨らみやすくなり、きれいな空気を吸えるようになります。
対して肺が締め付けられ膨らめなくなると、体調を崩しやすくなり、風邪を引いたり喉を痛めてしまったりする原因になります。

繰り返しになりますが、秋は大胸筋、小胸筋を柔らかくして呼吸機能を高めて汗をかけるように身体の状態を上げていきましょう。

肩こりの原因となるのは肺。雲門・中府は肺のツボ

秋の肩こりを引き起こす原因の1つ、肺に効くツボを紹介します。

①雲門(うんもん)
胸の前、鎖骨のくぼみで、体の真ん中から親指の幅6本分外側にあるのが雲門です。
呼吸器系の症状に広く使われるツボです。
咳や息切れなどによく用いられています。
風邪や喘息、気管支炎などにも効果があります。
また、肩から腕、胸にかけての機能を整える働きがあり、肩こり、胸痛、腕の痛み・しびれ、背中の痛みなどの症状の改善にも有効です。

②中府(ちゅうふ)
胸の前、鎖骨のくぼみで、体の真ん中から親指の幅6本分外側で第一肋間と同じ高さにあるのが中府です。
雲門に対して親指幅1本分下に位置します。
中府には肩こり、五十肩などの症状を緩和させる効果や、肺機能を促進する効果もあります。
風邪、咳止め、ぜんそくなどの諸症状にもオススメです。

秋は気圧の変化が体調不良の原因となる

秋には肩こりだけでなく、様々な体の不調を訴える方は少なくありません。

実は過ごしやすく感じる秋は天候の変化が激しく、体にストレスがかかる季節と言われています。
その原因の1つとして考えられるのが『気圧』です。

私たちの体は低気圧にさらされてしまうと『ヒスタミン』の分泌が増えることが判明しています。
そのヒスタミンは体の外部刺激によって肥満細胞と呼ばれる細胞から分泌され、免疫細胞に指令を出す働きがあります。
これが過剰に分泌されてしまうと、自律神経が乱れ、血管の収縮、血圧の上昇に繋がります。
そうすると、結果体調を崩してしまうのです。

秋の気圧変動からくる身体の異常を起こさないためにも、交感神経から副交感神経有利に整えられるようにしていきたいです。
その為にストレッチは最適だと言えます。

肺機能促進する肩こり改善ストレッチ スケアクロウの流れ

今回はスケアクロウという、肩こり改善のストレッチ、主に大胸筋をしっかり伸ばして肩甲骨を後ろに引き寄せる運動を行います。

まずは両肘を顔の前でくっつけてください。

肘の曲がる角度が90度ぐらいを目安に行ってみてください。

その状態から両肘を外に開いていきます。

肘を開いた時、手のひらが内側に向かないようにしっかり外側に向けて、肩甲骨を後ろに引き寄せていきましょう。

また肘の位置が肩より上下にずれず、同じぐらいの高さをキープして肩甲骨を後ろに引き寄せてください。

この姿勢を10秒キープして可動域を把握したところで、10回開閉してさらに可動域を上げていきましょう。
両方の肘を大きく開くことによって大胸筋、その奥にある小胸筋にもストレッチがかかっていきます。
そうすることによって肩甲骨の動きが向上して肩こりの改善に繋がります。
ぜひこのストレッチをご自宅でお試しください。

スケアクロウのポイント/回数・タイミング

スケアクロウを行う上でのポイント

肘の高さが肩と同じ高さになるようにしてください。
肩甲骨を後ろでくっつける意識で行ってください。

回数・タイミング

10回1セットを基本として1日3セット行いましょう。
まとめて少しの休憩を挟みながらでもいいですが、朝起きて1セット、お昼休みに1セット、お風呂上がりに1セットといったように分けて行うとより効果的です。

ストレッチ目的/強度/ターゲット

目的

肩こり改善/矯正。
肺機能促進。
大胸筋・小胸筋のストレッチ

運動強度☆☆

ストレッチがあまり得意ではない、運動を定期的に行っていない方向け。

このようなお悩みがある方

  • 気候の変化で体調を崩しやすい方
  • 肩こりや四十肩、五十肩でお悩みの方
  • 二の腕のたるみが気になる方
  • 呼吸が浅い方

ストレッチは以下のことを守って進めてください。

ストレッチを行う上での注意点

【ストレッチ動画No.85】気候変化が原因の肩こり解消に スケアクロウ

秋に起こる肩こりの原因を知って対処しよう

秋は気温の変化が激しいので健康体を維持する為のセルフ対策が必要になってきます。
私たちの体は、その季節に合ったストレッチ、食事をすることで年間通していい状態を維持することができます。
秋対策に肺機能を高める大胸筋ストレッチを積極的にやりましょう。

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