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背中が真っ直ぐになると痩せる!?ストレッチで美背中を実現

2017.12.24

あなたは正しい立ち方をご存知ですか?

現在、女性の方の大半が美しく正しい立ち方ができていないと言われています。

そこで、後頭部・肩甲骨・お尻・踵を壁につけて美姿勢度をチェックしてみましょう。
壁に添って立った時、違和感を感じる、もしくはどこかが壁につかない場合は姿勢が崩れていると認識してください。

今回、姿勢が立つ為のストレッチなどをお伝えします。
背中が立つと神経の流れが良くなり、体は元気になっていきます。
すると代謝が良くなるので、痩せやすくなるのです。

頑張っても痩せなくて困っている方は、神経の流れが良くない可能性があります。
まずは今回紹介するストレッチを続けてみましょう。

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背中ストレッチで痩せるためには神経系の仕組みを知ろう

中枢神経系は、身体の様々な部位から送られてきた情報を受け取り、その情報に対して適切な指令を下す司令塔の役割を果たしています。
情報の処理が行われるレベルから、中枢神経系を上位脳、下位脳、脊髄に大きく分けることができます。

下位脳(脳幹、小脳)では生命維持に欠かすことのできない活動を無意識的、本能的に行っています。
上位脳(大脳皮質)は、運動調節や感覚の認知、あるいは精神活動や記憶などの情報処理を行ってます。

また末梢神経系は、体性神経と自律神経に分けられます。
体性神経は、痛みを伝える神経(知覚神経)や手足を動かすなど運動に関わる神経(運動神経)からなり、動物神経とも言われています。
そして自律神経は呼吸、循環、消化などの植物性機能に関わる神経で、意思とは無関係に働きます。

体性神経も自律神経もそれぞれの機能に応じた司令室が脳、脊髄にあり、そこへ情報を送ったり、そこから指令を受けたりしています。

この神経伝達を良くすることが背中ストレッチの目的の1つになり、痩せるために大切になってくるのです。

ストレッチで大切なインプットとアウトプット

今度はインプットとアウトプットについてお話します。

皆様はPNFという言葉を聞いたことありますか?

  • Proprioceptive →固有受容性感覚器
  • Neuromuscular →神経筋
  • Facilitaition→促通法

以上の頭文字を並べたものがPNFです。

これはアメリカで開発されたリハビリ方法で、身体に備わる反射を促通させ、脳と脊柱の中枢神経と四肢の末梢神経のつながりを良くする手法です。
例えば、指先で熱湯を触ろうとすると、熱くて指を熱湯からすぐに離します。
その時の神経の流れを見ると、まず指先から脳に熱いと知らせます。
その後、脳から指先を離しなさいと指令を送ります。
その結果、指先を熱湯から離すのです。

もし、指先から脳への伝達が遅れたり、脳から指先への伝達が遅れてしまうとどうなると思いますか?

皆さん口を揃えて『火傷します』と答えるはずです。

PNFでは、指先を熱湯から離すために、指先から脳への伝達スピードと、脳から指先への指令スピード、つまり熱い冷たいなどの情報のインプットとアウトプットのスピードを促進させるのが目的です。

まだ皆さんの中に眠っている潜在能力を引き出す事ができれば、姿勢を良くする事も難しくないのです。
背中を真っ直ぐにして、痩せるためにもPNFストレッチは効果的です。

綺麗に痩せるために背中を真っ直ぐに導くPNF的動き

PNFの動きでポイントになってくるのが肩甲骨と股関節です。
特に回旋動作に関与する筋肉が大事になってきます。

  • 肩甲骨の回旋筋
    棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋
  • 股関節の回旋筋
    梨状筋・中臀筋・小臀筋・大腿筋膜張筋
  • 脊柱の回旋筋
    多裂筋・最長筋・腸肋筋など

※人体の中でも、脊柱・肩甲骨・股関節の3つが回旋動作に強い箇所となります。

脊柱を中心として、右の肩甲骨と左の股関節を直線で結びます。
同様に、左の肩甲骨と右の股関節を直線で結びます。
そのそれぞれの延長線上に両手足を伸ばすと、アルファベットの「X」の字を身体で描くことができます。
その2本のラインである対角線上が、回旋筋の伸長と収縮がバランス良く行われ、運動に適していると言えるラインなのです。

今回紹介するストレッチで、このライン上で正しい動きを繰り返すと、体は自然と正しい形へと導かれ、背中は真っ直ぐになり痩せやすくなっていくでしょう。

神経伝達の順番を背中痩せストレッチで整える

最後に神経伝達促進する順番についてです。

下記の順番で促進させると神経の通りが良くなり、肩こり、腰痛、又はダイエット効果に繋がってきます。

  1. 頚部→肩
  2. 胸部→腕
  3. 体幹部
  4. 下肢

なぜこの順番になるかというと、一番イメージしやすいのが赤ちゃんの成長過程を考えてみてください。

  1. まず最初に首が座ります。
    (首周辺の筋肉ができます。)
  2. 自分でミルクが飲めるようになります。
    (胸部、腕周辺の筋肉が発達します。)
  3. 自分で座ることができるようになります。
    (背中から腰周辺の筋肉が発達します。)
  4. ハイハイしてから、歩きます。
    (足周りの筋肉が発達します。)

このように神経が発達していくのです。

成人の方もこの順番でケアやストレッチを行うと、神経の通りが良くなり、姿勢が良くなる、痩せやすくなることを期待できます。

背中を正し痩せやすい体にしていく アシンメトリカルウィンドミルの流れ

今回はアシンメトリカルウィンドミルという、神経促通するトレーニングです。
背骨の動きを良くする、背中の張り解消、肩甲骨の高さの位置取りを調整することが狙いになります。

まず床に仰向けで寝て、両足を開いて両手はバンザイしてください。

そこから右手を左手に近づけていきます。

その形から両肘を右脇の下の方に持っていきます。

さらにそこから両手を左下に伸ばします。
この時に、それぞれ手の甲が内側を向くようにしてください。

そしてもう一度両肘を右脇の下の方に戻します。

最後に一番始めの姿勢に戻りましょう。
この連続した動きを止まらずに10回行ってください。

両肘を曲げた時に肘がだんだん真っすぐになりやすいのが注意点です。
ここで脇を締めて肘をなるべく脇の下の方に持っていくことによって、背骨の細かい筋肉にストレッチが掛かりやすくなってきます。

もう一度バンザイしてください。

今度は左手を右手につけていきます。

そこから両肘を左脇の下に近づけてください。

そして両手を右下に伸ばします。

脇下へ戻してから、スタートポジションに戻りましょう。
こちら側も10回繰り返してください。
特に背骨の側弯症をお持ちの方、このストレッチは背骨の左右の歪みを前の肘の動きで中心に戻す作用があります。
是非お試しください。

アシンメトリカルウィンドミルのポイント/回数・タイミング

アシンメトリカルウィンドミルを行う上でのポイント

腕を動かす時は脇と肘を締めるのを心がけましょう。
また、最初に説明した運動ライン上をなぞるように動かしていくのをイメージしてください。

回数・タイミング

左右それぞれ10回1セットを基本として1日3セット。
まとめて少しの休憩を挟みながらでも良いですが、朝起きて1セット、お昼休みに1セット、お風呂上がりに1セットといったように分けて行うとより効果的です。

ストレッチ目的/強度/ターゲット

目的

背中・背骨のストレッチ。
神経促通ストレッチ。

運動強度☆☆☆☆☆

腕を揃えて四方に正しく動かせる方向け。

このようなお悩みがある方

  • 猫背を改善したい方
  • 肩こりや四十肩、五十肩、腰痛でお悩みの方
  • 背中に疲労を感じている方
  • お腹ぽっこりでお悩みの方
  • 二の腕のたるみが気になる方
  • 中々痩せられない方

ストレッチは以下のことを守って進めてください。

ストレッチを行う上での注意点

【ストレッチ動画No.242】背中がほぐれるアシンメトリカルウィンドミルで痩せよう

背中を真っ直ぐにし神経促通すれば痩せる体になっていく

姿勢を立たそうと常日頃から意識するのは決して簡単な事ではありません。

しかし今回のストレッチで神経を促通していくと、体は正しくあろうと自然と良い方向へと変わっていきます。
そうなれば、無駄な力みがとれ、呼吸もしやすくなり、代謝が進み、余計なものは排出されていくでしょう。

是非このストレッチを定期的に取り入れてきてください。
オススメします。

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